北九州市八幡西区のリハビリ・野球外来ならうらはし整形外科クリニック

サイトマップ
TEL.
093-614-6311

スポーツ医学分野でのPRP治療 therapy

自己多血小板血漿注入療法、
PRP(Platelet-Rich Plasma)治療について

肘内側・外側上顆炎(テニス肘、ゴルフ肘)や、膝蓋靭帯炎(ジャンパーズニー)、アキレス腱付着部炎に対する治療は、ステロイド剤の患部への注射が行われておりました。

しかしながら、難治性症例やステロイド剤の頻回注射による組織の損傷・断裂などの副作用を起こしてしまう症例なども認められており、そこで、近年の治療医学の進歩に伴い、ステロイド剤を使用しない、PRP治療(自己多血小板血漿注入療法)という新しい安全な治療法が開発されました。

治療法は、採血後(20ml)、特殊な精製キットを使用し、血小板濃度を高く濃縮した、自己多血小板血漿(PRP)を患部に注射する療法です。

血小板には、組織修復を促進する様々な成長因子が多く含まれており、この成長因子の働きを利用し周囲の細胞に働きかけ、損傷した組織を修復し痛みを取り除きます。治療のポイントは、濃縮した多血小板血漿を作成することであり、濃縮されていない血漿では、治療効果が見込めず、確実に安全に濃縮した多血小板血漿を作製するため、世界中で信頼され使用されている精製キットを使用しております。

当院ではPRP作製にMycell社PRP作製キット(Kaylight Ltd, Ramat-Hasharon,Israel))を用いております。

このキットを用いる理由はISO 13475を取得しておりアレルギー、変異性等の安全が確認済みである点またCE MARK ClassⅡaをヨーロッパで取得しており採血した血漿を体内へ再注入が許可されている点からです。この治療により、肘内側・外側上顆炎、膝蓋腱炎、アキレス腱炎などの腱付着部症や腱炎、難治性(慢性化した)・重症の肉離れ、筋断裂、腱・靭帯損傷などの、いわゆる“古傷”を治す確率を高めることができます。

この治療法は、海外では、すでに10年以上の実績があり、スポーツ選手を中心に行われております。

安全性と注意点について

患部に注射するPRPは、患者さん自身の血液から作成しますので、肝炎などのウイルス感染の危険性が全くなく、また、人工合成した化学物質や非自己の蛋白質を全く含みませんので、アレルギー反応を起こすこともなく、また、これまで特に有害事象の 報告はなく、安全とされております。
注射後は、注射したPRPの拡散を防ぐため、約30分間の患部の安静をお願いしております。

注射後1~2日間は、細胞の活発な代謝が生じ、軽度の炎症が起こるため、痛みがでることもありますが、その後は徐々に軽減します。初回注射後、3~4週間経過後に診察し、疼痛などの症状が軽減していれば経過観察をさせて頂き、疼痛が残存していて患者様の御希望があれば、2回目のPRP注射を行います。

費用について

注意:この治療法は保険適応ではありません。(自由診療)一度診察を受けていただいてから改めて日程を予約し施行になります。
希望の方は来院の上ご相談ください。

  • 【治療の流れ】
    具体的な手順は以下の通りです。

    1.採血します(20ml)
    2.遠心分離機にかけ血漿を抽出
    3.最後にその血漿を患部に注入します。

採血時と患部への注入時には、強くはないですが疼痛を伴います。
また、PRP注入後2週間ほどは炎症により疼痛が持続する場合がありますが、組織治癒のために炎症は必要な過程ですので、心配はありません。